夏休みに山陰地方へ行ってきました。
松江や出雲は何度か旅していますが、鳥取県は米子空港以外初上陸。
久しぶりに旅の話をUPします。
松江で行きたかった紅茶屋さんに寄り、観光列車あめつち号で倉吉に向かいました。
海側の座席でしたが、残念ながら途中から土砂降り。
時々入る観光案内のアナウンスを聞きながら2時間弱で倉吉に到着。
ラジウム温泉で有名な三朝温泉に宿を取っていたのですが、倉吉で降りてバスの時刻表を見ると次は1時間ほど後。
Googleマップで検索すると、途中で乗り換えるバスならもう少し早く出るのですが、雨の中乗り換えはきついな。時間をつぶすところもなさそうだし。と考えていると、少し先にワゴン車が1台停まっているのが見えました。
なんと予約していた宿の名前が書いてある。1台だけ停まっていた送迎車が自分の泊まる宿なんて奇跡的✨
ノックして開けてもらい、宿泊予定と伝えると次の列車で到着するお客さんを待っていたそう。その方が到着するまで30分程待ってください。とのことでしたが、冷房があるところに座って待てるだけでもラッキー。
(事前に連絡すれば迎えに来てくれることは知っていたのですが、乗る列車をギリギリまで決めていなかったのでバスを使う予定でした)
そのうちバケツをひっくり返したような土砂降りに。そんな中、宿の玄関前で降ろしてもらい傘を持って迎えてもらえて本当に助かりました。
事前に調べていなかったのですが、かなり歴史のある旅館のようです。
後でHPを見たら有形文化財になっているそう。
以前ブログに書いたバートヴェリスホーフェンにあるクナイプの施設のように、増改築を繰り返した迷路のような建物です。
私の部屋は明治の館部分。
いつもだったらなるべく新しい宿を選ぶタイプなのですが、建物は古くてもきれいに掃除されていて心地よく過ごせました。
到着後に部屋でお茶を淹れていただくのも、部屋食も数十年ぶりかも。
畳の部屋って落ち着きますね。
食事の前にお風呂に入ってと思ったのですが、川の水が増水すると温泉も増水するそうで、おすすめのお風呂は使えない。とのことでした。
空いているお風呂は鍵をかけて貸切で使えるシステム(大浴場は別)で、小さいほうのお風呂に食事前にさっと浸かってきました。
部屋でテレビを観ながらのんびりと盛りだくさんの夕食。
食事会場の場合、家族連れやカップルの中一人だと居心地が悪いこともありますが、その点部屋食はいいですね。
少々食べ過ぎましたが、その後予約していたラジウムミストセラピー穴ぐらの湯へ。
ここはラドンを呼吸で取り入れるミストサウナのような感じ。
こちらも川の増水によって温泉もどんどん湧いてきているようで、おそらく通常より熱かったのでは。
25分のタイマーを渡されましたが、熱さに耐えられず時間までいられませんでいた。
その後、到着直後に「今は使えない」と聞いていたおすすめのお風呂に向かいましたが、温度48度。
入れる温度になるまで水で薄めてください。と言われていたので、かなり水を入れ続けましたが、それでも44度くらい。
水の勢いを弱めるとまた温度が上がってきて、使えないというのはそういうことか。と納得しました(笑)
源泉を飲めるよう柄杓と紙コップが置いてあったのでそれだけ飲んでみました。
少し塩気を感じるけど癖がなくて飲みやすい。
穴ぐらの湯の効果か、寝る前に鼻の粘膜が一皮むけたようなスッとした感覚がありました。
鼻の通りが良くなり、川の音を聞きながら気持ちよく熟睡。
翌朝、再度おすすめのお風呂に挑戦しましたがやはり熱くて入れず(泣)
小さいほうの貸切風呂に入った後、昨夜に続き盛りだくさんの朝食。
普段朝食にお米を食べると胃もたれするのですがそんなこともなく、美味しいご飯をおかわりしていただきました。
宿に荷物を預け公共の温泉にも行ってみたのですが、これまた熱い。
受付の方に教えてもらった通り何度もかけ湯して身体を慣らしましたが、5秒が限界。
三朝温泉自体熱いんですね😅
帰りの飛行機まで時間があったのでどこか観光しようか迷ったのですが、宿の方がされている喫茶室でコーヒーを淹れていただき、空気の良い場所を散歩していたらちょうどよい時間になりました。
良い温泉と良い空気。
今回1泊だけでしたが、確かにここで3日朝を迎えたら心身が元気になりそう。
(それで三朝温泉と言われているそうです)
次回は連泊したいと思える宿でした。
粘膜がスッキリして呼吸しやすかった鼻は、千葉に帰って来たとたんつまりました。
空気の違いを実感します。