ドイツ温泉紀行 Ⅲ(バートヴェリスホーフェン②)

大好きなドイツの朝食。すぐにアロママッサージがあるのに食べ過ぎました...

 

冊子に、バスローブで。と記載があったので部屋に用意されていたバスローブに着替えバスタオルを持って施術のフロントに向かいました。

1つ上の階へ行くよう言われ、担当者の部屋の前で待っているとセラピストが出てきて名前を呼ばれます。
持って行ったiPhoneは施術室でWiFiが入らず役に立たなかったのですが、マッサージを受けるというのは日本とそう変わらないのでなんとかなりました。
バスタオルを施術台に敷き、足が擦れて荒れてると伝えましたが、背中の施術だけだったので問題なし。
肌が弱いと伝えたせいか、通じないと思ったのか(^^;)、精油は入れずココナッツオイルのみでのマッサージだったと思います。
日本のマッサージは外国に比べると圧が強いと聞きますが、その通り若干弱めでした。心地良さを感じつつ、手技をチェック。

せっかくの機会だから追加でフェイシャルも受けよう。とフロントでお願いすると12時からしか空いていないとの事。

ランチ食べますよね?と聞かれ悩みましたが、エステティシャンとしてはランチよりフェイシャルを受けねば。と予約。
お部屋に向かうと感じの良い女性が迎えてくれました。
ほとんど話せないという情報が共有されていたのか、簡単な言葉でアレルギーはありますか?と聞いてくれたので、アレルギーはないけど、やや敏感肌です。と伝えるとOK!と承知してくれました。
クリームクレンジング、拭き取り、フェイシャルとデコルテのマッサージの後、チクリとした痛みが。昔皮膚科でニキビを潰された時のような感覚。
目を閉じていたので見えていませんが指先で毛穴の汚れを押し出していたのでしょうか。日本ではされたことがないので「へー」と関心しつつ、そんなに詰まっていたのかしら...と反省。
その後、クリームマスクと仕上げをして60分のコースが終了。
担当してくれたエステティシャンの方に「とても良い手ですね」と伝えると、「やわらかくて、湿っているでしょ?」と少し照れた顔で答えてくれました。
フェイシャルもやはりとてもソフトなマッサージです。勉強になりました。

ランチ抜きでお腹が空いたので、ドイツの食品を扱っている方から聞いたおすすめのカフェSchwermer(シュヴェルメア)に行くことにしました。
ホテルから徒歩15分程の町はずれのような場所ですが、カフェは広くお客さんもたくさん。
Schwarzwälder kirschtorte(黒い森のさくらんぼケーキ)はドイツの有名なケーキですが、一度も食べたことがなかったのでこれにしてみました。
コーヒーカップと比べると大きさがわかると思います。出てきた時には「うわっ」と思いましたが、甘さがしつこくなく、さくらんぼの酸味もあるのでペロリと食べてしまいました。
冊子に午後アロマヴィッケルの打合せ(看護婦)とあります。
よくわからないので辞書でWickelを調べると湿布や巻きつけるものとのこと。
アロマを浸み込ませたバンテージでも巻くのかしら?と念のためバスローブで看護婦さんの部屋に向かいました。
ここは言葉のハードルが一番高かった、、、。元気の良い看護婦さんが早口で一気にしゃべります。
もう少しゆっくり話してください。と言いましたが、笑いながら「私はゆっくりしゃべれないのよー」(多分)と、そのまま続きました。
ほぼ聞き取れていないのですが、「アレルギーは?」-花粉症だけ。「どこか痛いところはある?」-ないです。「じゃあ睡眠用ね」とアロマオイルを出し、「えーと、ラベンダー、メリッサ、カモミールと大丈夫?」と香りを嗅がせてくれたので、-良い香りですね。
「じゃあ同僚があなたの寝る時間に部屋に行ってあなたにこれを塗るから、何時に寝るか教えて」-じゃあ22時に。「もっと遅くても大丈夫よ」-じゃあ23時「OK問題ないわ」。
こんなにスムーズではありませんが、このようなやり取りをして打合せが終わりました。
どこか痛みがある場合にはその部位に、また違うアロマオイルを塗布してくれるのだと思います。
夕食まで少し時間があったのでクナイプ博物館に行ってみました。
ちょうどヴィッケルがわかる展示があったので、なるほどこういうのか。と納得。
ホテルの裏側にあるクアパークも散歩してみました。
このあずまやの様な建物はなんだろうと思い入口に回ってみると、小枝を積み重ねたような壁に水が滴っており結晶になっています。中にベンチがあり静かに座っている方達がいます。
多分ですが、温泉の成分を呼吸で体内に取り入れているのではないかと思います。以前行ったBerchtesgaden(ベルヒテスガーデン)の岩塩抗でもそういった施設がありました。→ブログへ

この日の夕食はワインがサービスされ、サーモンとポテトのクリームスープ、アヒルのオレンジソース、デザートにクルミアイスをチョコマジパンで包んだものが出されました。
とっても美味しかったのですが、ちょっと残念だったのがビールが飲めなかったこと。
昨日はビールをお任せしてしまったのですが、後でメニューを見たらWeihenstephanという日本のお店で飲むと1,200円はするであろう好きなビールがあり、3ユーロ(0.5L )だったんです。(ちなみにコーラは2.8ユーロ(0.2L )でした。)
明日は絶対飲もうと楽しみにしていたので残念。

Kneipp Museum Wickel
Kneipp Museumにて
夜11時過ぎに別の看護婦さんが部屋に来て、ゆっくり簡単な言葉で説明をしてくれました。
ベッドにフリースのような布とガーゼを敷き、その上に横になるよう言われ、アーモンドオイルで希釈した精油をデコルテとお腹に塗ってくれました。
胸にぬるめの蒸しタオルを置き、ガーゼとフリースで巻かれ、胸の上には湯たんぽ。一番左の人形と同じ状態です。
身動きが取れないので、看護婦さんが布団をかけてくれ電気を消して「おやすみー」と出ていきました。

 

ぐっすり眠れるはずでしたが、この夜蚊が現れ身動きの取れない状態で耳元をプ~ン。落ち着いて眠れませんでした...